by 山田達也 2022年2月28日 ≪Column vol. 15≫
冬季オリンピックの閉会式も終了し、メダルを取った選手には感動し、元気をもらい、アクシデントで望まない結果になった選手には、なんと言って良いか分からず、選手の気持ちを考えたらとてもやるせない思いに駆られました。
しかしその後の選手の行動や発言に、やはり感動してしまいます。
トップアスリートたちの4年間の練習の積み重ねは、私には想像もつかないくらい大変なことだと思います。やはりその中で精神的にも肉体的にも鍛えられたからこそ周りの人たちが感動してしまう言葉を生んだり、行動に移せるのだろうと思います。
結果的には過去最多のメダル獲得数、ほんとうに良かったです。
コロナの感染も感染者が少しずつ減ってはいるものの、先が見通せない状況で収束していくことを祈るばかりです。できることは実行して感染対策に徹してゆくのと、3回目のワクチンをなるべく早く打つことかと思います。
少しでも自由な行動ができるようになることを望みながら、日々の仕事にも頑張ります。
いろいろな仕事をしていく中で、特に土地に関することは様々な問題が出てきます。隣地との境界確定や国有地の確定、払い下げ、道路査定(道路の境界査定)など確定ができないと売却ができなかったり、建築の許認可が下せなかったり、造成工事や開発行為の事業がすすめられなかったりととても重要な問題となります。
隣地との境界確定なども土地の所有者が二代目、三代目となると過去のいろんないきさつを知らなかったり、又は過去からのいろんな問題を引きずったままの話し合いで揉めてしまったり、様々な問題が発生します。
隣地が10㎝の幅だけ譲ってくれれば接道が果たせるのに話がまとまらないとか、道路査定が完了しないので分筆登記ができず、結局は売却ができなかったりと、今までもいろんな事がありました。
お互いが譲り合うことで双方メリットがある場合は、話は比較的進めやすいのですがそうでない場合はひたすらお願いするしかありません。
お願いして何とかなればよいのですが、前述のように所有者同士の土地に問題があった場合はかなり難易度が高くなります。
いろいろな案件でこの件は恐らく2年掛かりになるなとか、この案件はとても問題が多くて解決することができるだろうかとか今までもいろんな事がありました。
仕事を受けてから依頼者に「この件はもう進めるのが困難です。」というのも気が引けてしまうので、何とかしようと日々悶々としてしまうこともあります。勿論全てのことが解決できる訳ではないのですが、こんな時は少し気分転換もしたうえで、兎に角どんなことでも構わないので何かしら解決の糸口になるような事を書き出します。
細い糸でも構いません、先ずは書くことです。とにかくこれしか方法はありません。細い糸でも手繰って行くと太い糸になり何とか手繰り寄せることができるかもしれないと信じて実行していくしかないのです。
勿論相手の方には誠意をもって対応するのは当然ですし、少しでも相手の方にもプラスになるようなことがあれば、誠心誠意尽くすことが大事です。
信頼をしていただけないと当たり前のことですが交渉は進められません。
話し合いを進展させる切っ掛けの糸口を探せるかどうかがとても大事だと考えます。難しい案件が解決したときはとても達成感があります。何よりもその土地が活用できるようになったという事が非常に重要なことです。
これからも様々な糸口を探せる様にいろんな経験を重ねていきたいと思います。