◆時には星空を見上げて

by 山田達也 2023年5月31日 ≪Column vol. 30≫


コロナの感染による規制が5月8日を境に変わりました。
5類に引き下げられ今までのような取り扱いからは解放されました。感染自体はまだ続いているものの、これからはコロナ禍前の日常を取り戻していろんな事が進んで行くのだと思います。

2020年1月から3年以上も続いたこのコロナの感染者は、約3100万人、亡くなられた方は約62,000人です。特に初期は致死率が高いウイルスだったために保健所や医療関係者の方々を含め、あらゆる面でパニック状態でした。いろいろな規制がかかって、外での飲食や旅行を含めて他県への移動など様々なことに影響しました。


この間の閉塞感と言ったら今までに体験したことが無いものでした。

仕事はそれぞれ工夫して、リモートによる自宅での対応や、学生はリモートでの授業、出社が必要な会社も仕切り板やマスク、消毒の対応で対処しました。

リモートの方が効率が良いとか、こういう働き方を知ったのはプラスだ、などの声も聞かれましたが、今になってみると会社の方針としては出社での仕事を基本として、リモートも勿論組み合わせてとか、やはり対面での打ち合わせや情報共有などがとても大事だという声が多いと感じます。

仕事の後に仲間と一杯やって、他愛もない話に花を咲かせることも、とても大切なことです。

昨年はロシアがウクライナに侵攻し、考えられないような残虐な行為を行いました。今のこの時代にあのような戦争を仕掛けること自体、とても想像がつかないことでした。この戦いは現在もまだ続いています。

この戦争によってエネルギーの確保や、穀物の流通など様々な事に影響が出ています。脅威を感じるのは核の問題です。冷戦時代からの核の抑止力という概念が揺らいでしまうような発言や、状況を作っているとも言えます。

今地球は温暖化対策を実行して行かないと大変なことなると分かっていて本来世界が一つにまとまって、この問題の解決に当たらなくてはならない時なのに、何とも戦争によってそれどころではなくなっています。

いったいこの急激な世の中の変化は何なのだろうと考えてしまいます。

そもそも地球の温暖化は、人間が作り出したもので、森林の開発や破壊などさまざまなことが関係して温暖化が進み、そんなことも影響してコロナウイルスのような新たなウイルスも発生するのではと思ってしまいます。

コロナによる各国の行動制限や感染対策のため、製造業や流通において多大な支障をきたし、一気にマイナスの方向に向かっていったように思います。

少し気分を変えて、視点を変えて>

宇宙を見渡した時に、何百光年とか何百億光年とか、まったく距離感がつかめない先に、新たな星雲やブラックホールなどが見つかり、新聞の写真でもかなり鮮明に写っていて、こんな形をしているのかと興味を持って見ています。

ただブラックホールは非常に重力が強くて光も飲み込んでしまうといわれても、一体それはどういうことだと考えてしまい、子供の頃から宇宙はどこまで続くのかとか、終わりがないのか、何かに囲まれているのか、でも囲まれているとしたらその外側はどうなっているのだろうなどと、とりとめもないことをよく考えていました。

銀河系だ、星雲だなどと写真で見たり、聞いたりするのはとても幻想的で、夢を持てることだと思います。

この宇宙の規模で地球を見たら本当に小さな一惑星です。この中に何十億人という人間が、もちろん人間だけでなくあらゆる生物がそこには存在しているわけです。

宇宙という視点で見ると、人間はウイルスぐらいの大きさなのでしょうか?

本来は文明の利器を持った人間が、この地球を守っていかなければならないのに、それができないどころか人間同士が戦っているという現状は、いったい何なのでしょうか? (地球や太陽も当然のことながら寿命はある訳で、その時は他の惑星に移住しているのかもしれませんが?)本来人間は、持っている知恵を最大限生かして、人類が、生物が存続して行けるように、全ての事において、地球の環境を整えていかなければならないと思うのです。

AIの問題は毎日新聞紙上にいろいろな記事が掲載されています。特に生成AIについては学者、有識者の方々が様々な見解を述べています。

問題点は既にある程度明らかになっていますが、どのような規制をして有効利用をしていくかという事がまだ決まっていません。医療で検査時のチェックや薬の治験での活用、又は大量のデーターの中から必要なものを抽出するなど、そのような作業であればとても良いかと思うのですが、データーを蓄積してそこからAI自体が回答を作成するような作業は、そもそもリスクが伴うのは当たり前のことで、そこまでして便利な世の中に、機能的にと考えなければならないのかと疑問を感じています。素人判断ではありますが機械(AI)が物事を考えて、適切に判断するなどという事自体おかしな話で、出てくる回答がさも会話をしているかのように表現されるので、感覚的に人と会話をして答えを導き出したという風に受け取ってしまうのだと思います。

生成AI(人工知能)はおそらく留まることを知らず、あらゆる情報を取得して、肥大化して行くのだと思います。

近い将来いったい何のために活用して良いのか分からなくなるくらい、AIが知識を身につけてしまい、ある意味人間は、制御することの方に時間を費やされてしまのではないでしょうか。

今なすべきことは、ウクライナとロシアの問題を解決すること、中国との交流を図ること、北朝鮮と何らかの接点を見つけること、その上で取り組まなければならないのは、地球温暖化の問題と、核の問題、エネルギー問題、AIの問題、様々なことがあります。何とか解決出来るように良い方向に向かって、世界各国が協力できるといいのですが、ほんとに難しい問題だと思います。

今回コラムも30回目でいろいろな思いがあって、いろんな事をまとまりもなく語ってしまいましたが、俯瞰的な視点で現在の状況を冷静に見るという事ができず、とりとめもない思いだけが湧き出てくるだけです。

今はその日一日を如何に有効に過ごして、自分の目標をどう定めるのかという事に徹するのが良いのかと感じます。先ずは食べなければ生きていけないので、食べていけるように働くことが必要です。地球規模の大きな問題は、考えるだけでとても手に負えませんが、今まで養ってきた不動産の知識は多少なりとも身についているので、自分で対応できる不動産の諸問題など、これからも勉強しつつ、時には一杯やりながら星空を見上げて、仕事に取り組んでいこうと思う今日この頃です。